よい化け物もケバいよ。

建築家に届けた写真、転写したけどとにかくチンケ。

「快作か？ バカくさいか？」

ガキが蔵の中、魚のラクガキが。

織りなしたシナリオ。

裸体に「ここで待つ？ 夏までここにいたら？」。

「もしやバカ？ 若林も」

気高い兵士や卑しい陛下だけ。

ダリかバリスタに似たスリばかりだ。

医師ら「バスガイド、脇がきわどいが素晴らしい」。

スパンとバトンパス。

頭が来ないな木枯らしか。

「あ、マラ」「あらまあ」

恋仲は消えた二駅儚い子。

額、流れ着いた死体、連れが泣いた日。

なわとび、口と乳首と罠。

昼下がりの港、波乗りが去る日。

写実性大切じゃし。

使徒の死に絶えた西の都市。

「砂浜、またね」と寝たまま話す。

よう、止まらないなら待とうよ。

妻にぶちこむ婿、恥部に松。

こいつ目がなんかアカンながめつい子。

断念した新年、観念した新年だ。

ダイアの眠る胸の間。

記号のあとに残るこの二兎、あの動き。

大先生、だいぶ渋い大先生だ。

男子「マン汁で出る蕁麻疹だ」。

ココよ、手で撫でてよココ。

果たして飲みきるか、怒る君の手下は。